計 画 の 概 要
いわき市は、平成 21 年に「いわき市食育推進計画」を策定し、食を通して心身の 健康と豊かな心を育むことができるよう、家庭や地域、学校、企業などが一体となっ て本市の地域特性を生かした食育事業を推進してきました。現在、市民の食に対する 意識・関心も高まりつつあり、食育は着実に浸透してきております。しかしながら、 栄養バランスの偏った食事や不規則な食事などの食習慣の乱れ、肥満や糖尿病などの 生活習慣病の増加、過度の痩身志向などの様々な問題も依然として残り、さらに、東 京電力福島第一原子力発電所の事故以降、食の安全性に対する不安の高まりが見られ るなど、これらの課題への対応が必要となっております。
このような中、これまでの食育事業の推進の成果と食をめぐる課題等を踏まえ、食 育に関する施策を総合的かつ計画的に、そして着実な推進を図るため、平成 26 年度 から 30 年度までの 5 年間を期間とする「第 2 次いわき市食育推進計画」を策定い たしました。
今後の食育の推進にあたっては、あらためて市民一人ひとりが食の大切さを見直し、 食に関する正しい情報を適切に判断する力を養い、健全な食生活を実践していくこと が求められております。
● 生きる上での基本であって、「知育」、「徳育」、「体育」の基礎となる
べきもの。
● さまざまな経験を通じて「食」に関する知識と「食」を選択する力を習得
し、健全な食生活を実践することができる人間を育てること。
(「食育基本法(前文)」より)
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「食育」とは
第1章 計 画 の 概 要
1 計画策定の趣旨
また、その実施にあたっては、上位計画である「新・いわき市総合計画」をはじめ、 食育に関連する各個別計画との整合・調整を図りつつ、本市の食育を着実に推進するた めの行動計画とします。
■「いわき市食育推進計画」の位置づけ
平成 17 年 6 月制定
食育推進基本計画
福島県食育推進計画
平成19年3月策定 第2次計画 平成22年3月策定いわき市食育推進計画
平成21年3月策定 第2次計画 平成26年3月策定
新・いわき市総合計画 ふるさと・いわき21プラン
食 育 基 本 法
健康いわき21
新・子育て支援計画
高齢者保健福祉計画
食品衛生監視指導計画
新農業・農村振興基本計画
水産業振興プラン
(各学校の)食育全体計画 ※学校給食法に基づく食育の推進 (法16条)
(法17条)
(法18条)
(1) いわき市食育推進委員会[外部組織]
学識経験者をはじめ、保健・医療関係団体、農林水産業関係団体、教育関係団体 等の構成員、関係行政機関の職員及び公募委員の計 25 名で構成する、いわき市食 育推進委員会を設置し、計画の定期的な評価等を行うほか、食に関する情報や意見 の交換等を通して、それぞれの役割に応じた主体的な取り組みや分野横断的な連携・ 協力による取り組みを促進しているところです。
(2) いわき市食育庁内推進会議[内部組織]
保健福祉部をはじめ、農林水産部、商工観光部、教育委員会等の関係課長で構成 するとともに、下部組織に実務担当職員による実践的な検討を行うワーキンググ ループを設置し、組織横断的な連携のもと食育の推進を図っているところです。
これら 2 つの組織が相互に連携・協力して食育を推進するとともに、食に関わ る多様な主体(行政・家庭・学校・地域・企業等)の交互の連携・協力を促進し、 それぞれの活動分野で行われている取り組みに新たな「つながり」を創出・展開す ることにより地域を生かした食育を推進するなど、本市の食育を総合的かつ計画的 に推進しているところです。
さらに、食育に関する情報提供や普及啓発を図り、各家庭・関係団体等における 主体的な活動や連携による取り組みを一層推進するため、インターネット上の本市 の総合窓口である「いわき市地域情報総合サイト~いわきあいあい~」を活用した 「いわき市食のポータルサイト」を運営し食に関する情報の一元化と総合的な発信
を行っているところです。
この計画は、5 年(平成 26 年度~平成 30 年度)をその期間とし、その間の社会 経済情勢や地域社会における変化等を踏まえ、必要に応じて、計画の見直しを行うこ ととします。
食育を実践・推進していくためには、多くの関係者の理解の下、共通の目標を掲げ、 その達成を目指して協力していくことが必要となります。
第 2 次計画では、第 1 次計画の目標達成度及び食に関する現状と課題を踏まえ、 あらたな目標値を設定いたしました。
目標に向け食育を実践していくことにより、市民が生涯にわたり健康な生活をおく り豊かな食文化を継承していく社会を目指していきます。
4 計画の期間
第1次
目標値 第2次計画目標値
第2次計画 策定時の
現状値
(参考)国の 第2次計画
目標値 (H25) (H25) (H30) (H27)
① 90%以上 74.7% 90%以上 90%以上
② *(91.4%) 朝食、夕食週に10回以上 週に10回以上朝食、夕食
0% 学童期・思春期 (小学校入学 ~18歳)
1.6%
(小・中学生)(小・中学生)0% (子ども)0%
25.0%
(16~18歳)(16~18歳)20%以下
15%以下
20%以下 青年期Ⅱ (30~39歳) 25.3%
青年期Ⅱ (30~39歳) 5%以下
青年期Ⅱ (30~39歳)
0% 青年期Ⅰ (19~29歳)
36.4% 青年期Ⅰ (19~29歳)
30%以下 青年期Ⅰ (19~29歳)
④ 59.5% 65%以上 60%以上
⑤ 42.7% 50%以上 50%以上
⑥ 71.2% 80%以上 80%以上
⑦ 87.8% 90%以上
⑧ 60%以上 63.5% 90%以上 90%以上
⑨ 18.0% 25%以上
⑩ 56.3% 60%以上
⑪ 61.0% 65%以上
⑫ 73.1% 75%以上
84.6% (小・中学生)
⑭ 52.7% 60%以上 30%以上
⑮ 250人 171人 250人以上 37万人以上
1,000人 (H24)
⑰ 30%以上 ― ― 30%以上
食育に関心を持っている市民の割合 朝食または夕食を家族と一緒に食べる 「共食」の回数
栄養バランス等に配慮した食生活を送って いる市民の割合
肥満や内臓脂肪症候群(メタボリックシンドロー ム)の予防や改善のための適切な食事、運動等を 継続的に実践している市民の割合
よく噛んで味わって食べるなどの食べ方に 関心がある市民の割合
食事の時間が楽しいと感じている市民の 割合(15歳以下)
食品の安全性に関する基礎知識を持って いる市民の割合
食物アレルギーに関する知識を持っている 市民の割合
食文化(伝統食や食事のマナーなど)を大切 にしている市民の割合
⑬
⑯ 623人
農林漁業体験を経験した市民の割合 適正体重と判定される児童・生徒の割合 (学校保健統計)
食育の推進に関わるボランティアの数 (いわき市健康推進員等の数)
環境にやさしい農業に取り組む エコファーマー認定者
(新いわき市農業・農村振興基本計画) 指 標
③ 朝食を欠食する市民の割合(学校における調査結果)
(20歳代~ 30歳代
男性)
学校給食における地場産物を使用する割合 (食材数ベース)
第2次食育推進計画の数値目標
900人 85%以上 外食や食品を購入する時に、栄養成分表示
を参考にする市民の割合